ITSN法務会計コンサルタント

キャッシュの流れを普段から管理しながら経営することが大切
●キャッシュフロー経営で黒字倒産の防止
多くの中小建設会社・専門工事会社は、いま資金繰りに苦しんでいます。
長い間の建設不況、また公共事業縮小、民間設備投資も最近は
よくなりつつありますが、今までは、縮小気味の状態でした。
したがってその影響を受けて各社共受注不振、売上不振の状況で
運転資金も回転しないことになり、赤字企業は無論のこと黒字企業でも、
勘定あっても銭足らずの状況・利益が決算書であっても手元にお金がない
状態で四苦八苦しております。
例えば売掛金があっても回収が遅れ気味だったり、在庫があっても
不良在庫で商品価値がなかったり、また、しごとが少ないため、
商品として使用できなかったりして、その影響で資金繰りも悪化、
手元に現金が不足し、苦しい状況を招いているのです。
これが極端な場合、仕入れ代金の支払い、手形決済資金にも支障をきたし、
やがて最悪の黒字倒産へ直行するケースもでてきます。
このような状態にならないように、キャッシュフロー経営を取り入れて
普段から資金の流れをチェックしておくことが大切です。
このような黒字倒産を防ぐために、もっとも効果的な経営管理を
するためにはキャッシュフロー経営を取り入れる事です。
これは、キャッシュの流れを管理しながら経営すること、入ってくる現金と
出て行く現金の増減に重点をおき、常に現金を手元に置くように心がける
経営のことです。
キャッシュフローとは、お金の流れを表します。
↓
現金期首手元有高
↓
現金期中の増減内容
↓
現金期末手元有高
損益計算書とこのキャッシュフロー計算書の違いはなんですか?
損益計算書は発生主義によって処理しますので、キャッシュフロー計算書の
現金主義とは異なります。
■損益計算書・・・・発生主義
実際のお金の流れはこれではわかりません。
売上高 (完成工事高) 1.000.000
売上原価(完成工事原価) ▲ 700.000
売上総利益(完成工事利益) 300.000
社員給料・経費 ▲ 200.000
営業利益 100.000
↓
■資金の増減内容
家計簿と同じしくみでお金の出入りがわかります。
期首の手元現金有高 500.000
銀行からの借り入れ 200.000
メーカー材料・外注費の支払い・・・現金払い ▲ 700.000
発注者(得意先)から請負工事代金を現金にて回収する。 1.000.000
銀行への返済 ▲ 200.000
社員の給料・経費払 ▲ 200.000
期末の手元現金有高 600.000
↓
■キャッシュフロー計算書・・・現金主義
営業活動
売掛金回収(請負工事代金回収) 1.000.000
材料仕入れ代・外注費払 ▲ 700.000
社員の給料・経費払 ▲ 200.000
営業キャッシュフロー 100.000
投資活動
投資キャッシュフロー 0
財務活動
銀行からの借り入れ 200.000
銀行への返済 ▲ 200.000
財務キャッシュフロー 0
キャッシュの増減額 100.000
期首の手元現金有高 500.000
期末の手元現金有高 600.000
上記のなかで一番目を向けるところは、フリーキャッシュフローです。
簡易式算出でフリーキャッシュフローがプラスかどうか確認してください。
この金額が多ければ多いほど資金が潤沢にある優良企業で、
0もしくはマイナス状態は資金的に苦しい状況です。
営業キャッシュフロー +(−投資キャッシュフロー ) =フリーキャッシュフロー
営業キャッシュフロー 100.000 +(投資キャッシュフロー 0) =100.000
これが極端な場合、仕入れ代金の支払い、手形決済資金にも支障をきたし、
やがて最悪の黒字倒産へ直行するケースもでてきます。
このような状態にならないように、キャッシュフロー経営を取り入れて
普段から資金の流れをチェックしておくことが大切です。
この下のような資金不足に陥らないように、キャッシュの流れを
普段から管理しながら経営していくことをキャッシュフロー経営といいます。
収 入 支 出 不 足 支 出
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